2017/12/12 TUE
ONVOと言えば豆挽きの"美味しいコーヒー!"
その秘密を握るのが、コーヒーの豆屋さん『オリティエ』です。
今回は、店主の佐野さんにお店のことやコーヒーのことを、根ほり葉ほり伺ってきましたよ!
今、美味しいコーヒーを淹れてくださっているこの方が、佐野さんです。
もともと新卒ではお菓子の会社に入りました。そこで営業職、店長職などを経験し、自分は現場で販売をするのが一番好きだな〜。ってなんとなく思っていました。
その後、お菓子の会社を退職して不動産業界に入るも肌に合わず、やっぱりお客さんと関わり合いながら、自分が美味しいと思うものをちゃんと売りたいと考えるようになって、再び転職活動をしました。
その中で2012年に出会ったのがコーヒーです。
僕自身は、コーヒーが最初から好きだったわけではないんですよ。
砂糖もミルクもたっぷりの甘〜いものは飲んでいましたけど、今思えばあれはコーヒーとは別物ですね(笑)
そんなコーヒーに疎い僕がコーヒーを扱う会社に入社した理由は、コーヒーについてほぼ知識がないからこそ、ゼロからじっくりと学んで、好きになっていけたらいいな〜、と思ったからです。最初から余計な固定観念やウンチクを自分の中に溜め込んでいると、本当に美味しいものに気がつけない気がして。
とはいえ、現実はそんなのんびりは進まなくて、入社して3日後には大手デパートの催事コーナーに立たされてコーヒー豆の販売をしていたんですけどね。でも、それが本当にいい経験になりました。その時は、とりあえず詰め込みの知識で販売員をしたわけですけど、実際に試飲したお客様の反応がすごく良くて、「コーヒーってこんなに人に喜んでもらえるんだ|」と感動したのを覚えています。
そこからですね、知識だけじゃなくて、実際に自分でも毎日いろんな種類のコーヒーを飲み比べして、ブラックでは飲めなかったコーヒーが、いつの間にか美味しいと感じるようになったのは。
2014年に社内事業の1つとして浦和に自家焙煎のコーヒー豆屋さんをオープンすることになったんですが、そこで店長を任せてもらえることになりました。
もともと現場好きなので、お客様との会話は本当に楽しくて、自分が勧めたコーヒーが「すごく美味しかったよ〜!」と話にきてくれたり、常連になってくれる方も出てきて、やりがいを感じていました。
ただその一方で、店長と言っても、いわゆる雇われ店長なので、自分の思うようなお店づくりに集中できたわけではなくて、どこかもどかしさを感じていました。現場でお客様は喜んでくれているのに、会社都合でストップがかかることも多々あり、お客様をがっかりさせてしまったこともあります…。
お店に立って接客をしている僕と、利益追求の会社とでは考え方が違うのは当然のことかもしれませんが、現場に立っている僕からすると、やっぱりお客様に寄り添ったお店運営をしたかったんです。そうなると、全て自己管理のもと業務を行える自分の店を持つしかないな〜と。
とは言え、すぐにお店を出す自信はなかったので、自分のお店を出したい想いを密かに抱えながらも、しばらくは雇われ店長をしていました…。
でも、徐々に自分の接客や焙煎を楽しみにご来店されるお客様が増えてきたり、任された百貨店催事を成功させたりと、少しずつ自信がついてきたんです。そして、個人でお店をやっている先輩方から「君なら個人でも大丈夫だよ!」と背中を押してもらえたことで、迷いがなくなりました。
2016年の夏に会社をやめて、2017年4月21日に自分のお店「豆工房コーヒーロースト オリティエ」をオープンしました。
住所:埼玉県越谷市宮本町3-172-1
TEL:048-969-5666 FAX:048-969-5667
営業時間:11時~19時 定休日:毎週水曜・第三火曜
http://coffeeroast-oritie.hateblo.jp/